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冬は鍋物がおいしい季節ですね。 料理ができない人でも鍋物なら準備も簡単、大勢でやる時はだしの取り方や野菜や肉を入れる順序、たれの作り方なんかを「ウチではこう」とか「いや、こうすると味が違う!」とそれぞれの「鍋の哲学」を主張しあいながらテーブルを囲むのは楽しい。 フランスでもこういう「日本の鍋」的な料理があります。 特に熱心に料理をしないような独身者に食事に招待されると多いのが、「ラクレット」。 材料はチーズ(「ラクレット」という種類のチーズがある。チェダーチーズとエメンタルチーズを足して2で割ったみたいなかんじ)ジャガイモ、生ハム、普通のハム、サラミなどの加工肉類(Charcuterie)、そしてコルニション(ピクルス)。 チーズはラクレット用にスライスしたパックがスーパーで売っています。チーズにこだわる人は専門店で原材料の牛乳が熱加工済みか否かなど、タイプの違うものが量り売りで買えます。熱加工していない牛乳で作ったチーズの方が香りが強く、味も濃厚。 加工肉類はこれまた盛り合わせがパックになって売っているし、好みに合わせて単品買いしてもいい。 ジャガイモは良く洗って皮付きのまま茹でておく。ウチではブロッコリー、カリフラワーなどの温野菜も用意します。 たこ焼き用のホットプレートが無ければたこ焼きは作れないように、ラクレットの必需品は「ラクレット用ホットプレート」。写真参照 円形で2段重ねのプレートの間に約7センチ四方にスライスしたチーズが収まるくらいの、小さな取っ手つきのお皿が入るように隙間が空いています。サイズは様々で我が家には4枚のお皿付きのと8枚のお皿がついているタイプがあります。ちなみにどちらも蚤の市で買った中古品。 上段には耐熱容器に入れた茹でたジャガイモを保温のために置きます。これで準備完了!おっと、ワインを忘れてた。ラクレットには一般的にすっきりした白を選びます。でもこれも好みの問題。私も相棒も重めの赤が好きなので家では大抵赤を用意します。 テーブルについたら各自大皿からハムやサラミ、ポテト、コルニション、チーズを取り分けます。チーズを1枚づつ自分のラクレット皿に乗せ、好みの溶け具合になったらポテトやハムにとろ~りとかけていただきます。食べ方も人それぞれ。私はチーズはポテトだけにかけて、ハム類は別に食べます。ハムを小さく切ってチーズと一緒に温める人もいます。皿の上のものを全部細かく切って混ぜて食べる人もいます。相棒は終わりごろになるとカマンベールを冷蔵庫から持ってきて暖め、溶けたところにインディアン・スパイスをかけて食べてます。 「全然これは鍋じゃないじゃんか!」と思うのもごもっとも。でも、雰囲気が「鍋」なのです。皆で一つの鍋(この場合はラクレット・マシン)を囲んでわいわい食べる。ただ、ご注意!ラクレットはついつい食べ過ぎてあとで動けなくなること多し。お呼ばれした時はウエスト周りのラクな服を着ていきます。かなりヘビーなので、あっさりしたサラダを付け合せる事が多いです。 次回は他の鍋モノについて書きます。
1月の下旬から2月の上旬には、毎年ハイパーーマーケット(カルフールとか。私はフランスに来るまでこの店を知らなかった。Carrefour、仏語の発音では「かガふぉ」と聞こえるので、初めて「カルフール」という表記を見た時に同じ店を指す事にしばらく気がつかなかった)にアジア食材を買いに行きます。 2月9日は中国の正月なので、それに合わせてあちこちでアジアもののバーゲンをしています。 普段はアジア食品店で昆布とかしょう油とかを買っていますが、このバーゲン中は専門店より安く売っています。 中国モノだけでなく、タイ、インドや日本のものも置いているので、大抵の人はアジア中の国は2月に新年を祝うもんだと思っているようです。(そう思うのも無理はない)。 こっちに来て1年目に春巻きを買いに屋台に行ったら、売り子のアジア系のお姉さんに「ボナネ!(新年おめでとう)」と言われ 「?」でしたが、今はナルホド。 昨日カルフールに行くと、入り口すぐの一番目立つ売り場に、やってますねえ、ずらりと並んだアジア食材。 しかも大きな垂れ幕が天井から下がっていて、そこに書いてあるのは「空手 美祝 空手」。 ???ななんで「空手」? 中国人の友人にもどういう意味か聞いてみたけど、「いーや、意味不明。」 アメリカのウォルマートに次ぐ世界第2のチェーン店なんだからさ、エキゾチックな効果を狙い漢字を使うのはいーけど、もっと新年に関係ある言葉ぐらい調べてよね…と思ったのは私だけじゃないハズだ。 今回見つけた日本ものはサッポロビール(いいぞ!←地元びいき)、乾燥しいたけときくらげ、キッコーマンしょう油(これは定番)、エトセトラ。きくらげとインスタント麺を買いました。 フランスの新年は日本と同じ1月1日ですが、特に特別な料理を食べたり云々は無いみたいです。クリスマスにかなりたっぷりとした食事をするので、まだ胃腸は疲れていることでもあるし。 ただ新年の挨拶はきっちりやりますね。その年初めて会う人には「新年おめでとう!今年もあなたが健康で、すばらしい年になりますように」というような挨拶をします。遠くに住む家族や友人にも電話で新年の挨拶をします。 ああ、しばらくおせち料理食べてないなあ。百合根と数の子が食べたい!!
一昨日の晩、洗濯室に置いてあるポチのえさをずらしたら、なんとネズミのフンを発見!!ひーっ!!! それから二人で家中の家具や冷蔵庫や食器洗い機をずらして調べた。 なんと、台所の流しの裏の配管類のそば、暖炉の物いれにも同じフンを発見。 大ショック。 暖炉にあるということは最近だ(暖炉の完成が去年の11月)。多分、外から地下室に入り込み、ポチのえさの匂いに誘われて洗濯室に忍び込み、我々が家を空けた先々週の週末に大胆にも台所に侵入したに違いない。しばらく使ってなかった地下室も隅まで調べるとここにもフンが・・・。。 フンは1センチくらいで細長く、色は黒。ティボは「少なくともこれはマウスだ。ラットではない。ラットならかなりヤバイけど、ネズミならまだ可愛げがあるし撃退しやすい」って言ってたけどさ。 前にティボがラットについて、「やつらは何でも食べるんだ。人間が眠ってるときに足の先を食べる事もある。でも神経を麻痺させる成分の唾液をもっていて、かじられてもこっちは何も感じない」と言ってたのを思い出し(ホントかよ?)、その夜わたしゃあちょっと物音がするたびに 「カサッ」「ビクッ!」 「カサッ」「ビクッ!」 とパラノイド状態になった。 フンは全て片付けて、ブリーチで消毒し、洗濯室から地下室へのドアには鍵をかけた。今週末に地下も大掃除をしてネズミ退治の薬を撒く予定だ。 精神衛生上、「いいか、スチュワートだ。スチュワート・リトルがいるだけだ」と思う事にした。 でも怖いよ~ さらに続く不運。 1ヶ月くらい前に「スルメ」(日本から送ってもらったやつ)をかじったとき、「ぴきっ」と不吉な音がして、上の前歯(義歯)が痛み始めたので、すぐ歯医者に言ってレントゲンで見てもらったけど今の所何とも無いと言われてほっといたのが、またものを噛むときいたみ始めたので昨日また歯医者に行った。 ぐらぐらしてるその義歯はあっけなく外れ、歯の根元を覗いた先生は「おー、メルド!こりゃダメだ。根が割れてるわ」 こうなったら、ブリッジかインプラントしかないと言われ、その専門医を紹介してくれた。 またまたショーック!!!! うちに帰ってインプラントの情報をインターネットで集める。(イヤ~便利な世の中になったねえ…) 調べてわかったけど、こりゃ大変だね。上あごは特に骨がうすく、インプラント埋め込み前に骨を補強する為に移植したり、骨を増強する特殊な膜を被せて自然に増えるまで半年待ったりすることも多いらしい。値段も日本では1本最低30万くらい?フランスでは1000~1500ユーロらしい。 今日その専門家に見せる為のレントゲンを撮りにいく。 その事を考えると家にスチュワートがいるくらい何でもねーやという気がする。 Oh putain!
前回、バレンタインについて書いていてこのテーマを思いつきました。 フランスでは贈り物をするどういう機会があるのでしょう? まず誕生日。これは日本も同じですよね。こちらではたとえモノを贈らなくても、友達や家族に「誕生日おめでとう!」の電話を入れます。別に何もあげなくても「君の誕生日をちゃんと覚えているよ」という気持ちを伝えるのです。長い間連絡をとっていなかった人と旧交を温めるのにもいいきっかけになります。最近は携帯のショート・メッセージで送る人も多いようです。 そして誰もが「自分の日」なるものを持っています。こっちのカレンダーには1日毎に聖人の名前が書いてあります。フランス人のファースト・ネームは聖人の名前にちなんで付けられているので、自分の名前と同じ聖人の日がその人の「お祝い日」となるのです。例えばカレンダーの2月15日には「Claude」と書いてあります。全国の「クロード」氏の友人・家族はこの日彼に電話をかけて「今日はクロードの日だね。ボヌ・フェットゥ!」と言うわけです。 しかし名前は流行もあるし、どんどん新しい、カレンダーに乗ってない(聖人の名前ではない名前)ものも出てきます。そのためにシステム手帳なんかには「名前対応表」(Fetesa souhaiter)が載っていて、名前から日付が逆引きできるようになっています。「ジェニファー」(すごくアメリカンな名前)や「モハメッド」(すごくアラビアンな名前)なんかもちゃんと「彼らの日」があります。残念ながら「Emi」はありませんでした。 そしてノエル(クリスマス)。サンタクロースがトナカイを連れてやってくるのは、カトリックには関係ありません。日本と同じようにこれもコマーシャルなイヴェントとして定着しています。日本と違うのは、これは家族で過ごすイヴェントで、大抵みんな実家に帰って過ごします。24日の夕食を供にする全員にギフトを贈るので、あらかじめ誰が来るか確認しておいて用意しなきゃなんない。10人以上にひとりひとり何がいいか考えるのは結構大変。クリスマス前は当然ショッピング街はキチガイじみた混雑となります。 でも別に高価なものである必要はありません。チョコレート1箱でも十分。私は贈り物を選ぶのが好きなので、買い物ギライな相棒に代わってリストを作り、早めに用意するようにしています。 幾つになっても色んな包装紙に包まれたプレゼントをひとつひとつ開けていくのはわくわくして嬉しいものです。 5月1日、メーデーには働く人にスズラン(Muguet)の小鉢を贈ります。殆どの大人は働いているから、お互いにスズランを贈りあうということになります。この日が近づくと、スーパーや露天商がスズランを売り出します。切花ではなく鉢植えなのが嬉しい。もらった鉢は庭に植えたりそのまま室内で育てたり。 「毎年もらうんなら庭がスズランだらけになるんじゃないの?」と思うけど、なかなか根付きにくく育てるのがむづかしいようです。うちでも毎年植えて、「今年こそ!」と思うけど、いつのまにか枯れちゃう。 しばらく室内に置いておいて甘い香りを楽しむのがいいみたい。花を贈りあうこの習慣、私は素敵だと思います。
もうすぐ2月14日、バレンタイン・デーですね。 日本では今時期、女の子も男の子もそわそわしている事でしょう(覚えがあるなあ。ああ若かりし日々…)。 さて、ここフランスでは何をするのか? もちろんチョコレートは全然関係なく、カップルであれば、14日の夜はレストランで(ちょいとロマンティックな)食事をするというのが一般的なようです。あとはプレゼントを贈りあったり。 私がフランスに住み始めて最初の年に、この「フランス流バレンタイン」を体験してみようじゃないかと、ティボと二人でエクスのあるレバニーズ・レストランに予約をして行きました。当日の朝に何軒か他のレストランに電話して、ここだけがまだ満席じゃなかった。ティボが「まだ空いてるってことは、期待しない方がいいかもね…」と不吉にも予言したとおり、食事はまあまあ美味しかったけど、店内が以上に寒く(暖房ナシ+隙間風)、コートも脱がずに食べたのを覚えてる。それでも9時を過ぎるとほぼ満席状態。ほとんどカップル。隣の若いカップルの女性の方は彼氏と向かい合って座りながら、向かいの鏡に映った自分の姿を見るのに夢中で、全然彼を見てないのがおかしかった(ティボ注:エクスの女の子の典型だ)。食後のコーヒーの前にお店から客の女性全員に1本づつ赤いカーネーションを配るというサーヴィスがあった。 さて次の年。今度は何日も前に知人の推薦するパキスタン料理のレストランに予約。今度はマルセイユだ。確かその日は金曜日で、金曜日だけ私が手伝っている持ち帰り専門の料理店のボスは、今夜マルセイユのレストランに行くと聞いて、「今夜!やめたほうがいいよ~。バレンタインはどこのレストランもいっぱいで、サーヴィスの質は落ちるし、待たされるしね。僕はずっとレストラン業やってるからよく知ってる。1日ずらして行く方がいいよ」と忠告してくれたけど、もう何日も前に予約いれてるので混雑を予想して早めに家を出る事にした。 確かにボスは正しかった。まず、駐車場所を探すのに1時間近くぐるぐる回った。マルセイユはただでさえ駐車場を探すのが大変だけど、この日はひどかった。大きな駐車場はどこも満車で出てくる車を待って入り口に列ができている。路駐できるところもバンパーをくっつけあうようにびっしりである。もう予約の時間に30分も遅れてるので、仕方なく駐禁かもしれない所に車を置いてレストランまで急いだ。比較的広い店内は満席で、バーの前は人でいっぱい。通路にも人が立っていて、ウェイターはその間をすり抜けるように皿を運んでいる。「8時半に予約してるんですが、駐車に手間取って遅くなりました」というと、「こっちも遅れてるんですよ。とりあえずバーでアペリティフでも飲んでてください」とのこと…。どうやら立って待っているのは皆予約して来たけどまだ席が空いてない人たちであるらしい。従業員の邪魔をしないように体をかわしながら立って待つ事40分近く。空腹を通り越して食欲もなくなってしまった。これが「今夜決めるぞ!」ともくろむ「恋人まであと1歩」なカップルだったらムードぶち壊しである。 帰り道、「来年からは14日の夜はおうちで過ごそう」と意気投合したのであった。 そして次の次の年。私は何年振りかで手作りチョコを作り、ティボ、彼の両親、仕事先の同僚に渡して「日本のバレンタイン」を説明した。この日は日本では女性から好きな人、またはお世話になっている人にチョコレートを送るんですよ。皆「へー」「なるほど」と言いながらとても喜んでくれた。しかし、「ホワイト・デー」については何も言わなかった。だって「お返ししろよ」って言ってるみたいだもんね。あまりにも商業的かなあとも思ったし。 でも、きっと受けると思うんですよ、フランスで。日本のバレンタインとホワイトデーの習慣が。フランス人は贈り物好きな国民らしく、クリスマスのプレゼントに使う金額が統計によると一人当たりヨーロッパ一だそう。 今年はどうしようかなあ。抹茶チョコでも作ってみようかな。良いレシピがあったら教えてください。
週に1回ハイパー・マーケット(巨大なスーパーマーケット。食料品、日用 雑貨、衣料品、オーディオ製品、本、カー用品、家具など人間の欲しがるも のは何でもある)に二人で行って買い物する。多くの人が我々と同じように まとめ買いをするようである。参考までにある日の買い物のレシートを書き 出してみよう。 2004年10月28日 (値段の単位はユーロ) フランスパン Baguette 250g 0.41*6 ビール Biere 25cl 6本パック 5.45 液体洗濯石鹸 Lessive 5L 8.78 冷凍パイ生地 Pate Feuilletee タルト型1個分 0.48*2 ベーコン角切り Lardon Fume 200g 0.80*2 チキンソーセージ Scisse Volai10本 1.45 ケーキ(ミルフィーユ)Mille Feuilles6人分 5.00 リップバーム Gemey Baume Lip 5.95 デンタルフロス Fil dentaire 2.64 オートミール Cereal Quaker 500g 1.56 コットン丸型70個入 Disq 0.90 オレンジ6個 Oranges 1.50 チョコチップクッキー Cookies 200g 0.48*2 マルセイユ石鹸 100g4個パック Savon 1.93 シュクルット缶詰 Choucrout 2人分くらい 0.89 生クリーム 50cl Creme Fraich 0.91 ポテトチップス 150g Chips 0.79 ポテトチップス食べきりサイズ6個パック 1.29 パウンドケーキ 300g2個パック Savane brossard 4.55 牛乳 1L6本パック Lait 3.30 チューインガム 5個パック Chuing gum 2.59 マギーブイヨン 15個入 Bouillon Volai 1.66 カマンベール Camembert 0.86 バター 250g2パック Beurre 2.35 カナッペ用の丸いパイ Bouchees a garni 6個入 0.87 オリーブオイル 1L Huile d'olive 3.99 食パン 500g Pain de mie 0.41 ハンバーガー用のパン 6個入 1.50 牛の首下肉ドーブ用部位 2Kg Bourgui collier 10.72 豚の肩肉 2kg 1/2 Longe echine 9.90 コーン缶 Mais Grain 1.08 クリームチーズペースト 125g Tartinable 0.99 トイレットペーパー 12ロール2パック 2.30 食用オレンジ香水 50cl Arome eau Fl.Orange 1.88 赤ワイン(リュベロン) Vin rouge 2.40 赤ワイン(ラストー) 4.65 赤ワイン(ブルゴーニュ) 2.88 赤ワイン(リュベロン?) 2.45 赤ワイン(ペイ・ドック) 1.99 赤ワイン(ペイ・オード) 2.45 ゴム手袋 Gant plastique 1.90*2 柔軟材 濃縮250ml3個パック Assouplissant 1.40 シャンプー 250ml Shampooing 2.70 合計 120.32ユーロ(価格は内税です) ドーブ用の牛肉とワインをたくさん買ったので今回は普段より高めだった。 どうでしょう。日本と比べると乳製品がやっぱり安いね。生活必需品は全般的に少し安いと思う。これはスーパーマーケットの値段で、肉屋、パン屋など専門店に行くと少し割高。ずらりと並ぶ商品のうち一番単価の安いものに「1er Prix」のマークが付いている。値札には商品名、値段の他にキロ当たりの単価も書いてある。日本に帰るときなんかのお土産は私はスーパーで買っちゃう。定番はマルセイユ石鹸とかカリソン等の日持ちするお菓子。あと意外に喜ばれたのが芳香剤とか柔軟材。香りの種類が豊富だから、確かに選ぶのも楽しい。 そろそろクリスマス。プレゼント買いに押し寄せる人でどこも混みあい、買い物が苦痛になる時期である。普通でも2回行って1回は商品の値段の打ち間違いを見つける。この時期はもう毎回に近い。こっちも1ユーロぐらいならいいや、もう面倒くさいから。と、文句をいうのもやめてしまう。 (追記)2005年2月 このごろは「ハイパーマルシェ」にはなるべく行かず、日本でいえば「スーパー○○○」とかの規模のある「スーパーマルシェ」に食料品・日用雑貨を買いに行ってます。そこは野菜と果物がとても新鮮だし、広すぎず疲れません。レジでビニール袋をくれないので持参したパニエなどに入れるか、店内の空き箱を利用して買い物をする所も気に入ってます。この間のものすごいミストラルの後、マルセイユ近辺の大きなごみ処理場から買い物用のビニール袋が何キロも先の川や森に飛ばされて、小川の水流を止めるくらい袋が層になり、そこら中の木の枝に引っ掛かっている無残な光景をテレビのニュースで目にしたばかり。でも環境問題のことについて話し出すと長くなるので、別の機会にしたいと思います。
Toulouse トゥールーズ・・・「薔薇色の街」「音楽の都」。この地方原産の石の色がピンク色で、それで建物を作ってるから町全体のトーンがピンクなのだ。プロヴァンスではクリームや黄色だけどね。そしてここはたくさんのミュージシャンを生んだ町としても知られている。去年の夏にフランス中部から西部にかけて旅行したときにこの街で2泊して二人ともすっかり気に入ったので、週末の小旅行でもう一度たずねる事にした。 今回は車ではなく汽車でのんびり行ったので、中心街に近いところにホテルを取り、後はひたすら歩いた歩いた。地下鉄さえも一度も使わなかった。折悪しくヨーロッパ全体に寒波が襲い、記録的な寒さである。何枚も重ね着して帽子・手袋でしっかり武装してないととても外に出る気になれない。 街の構成は不思議に札幌に似ている。駅が中心街の少し北にあり、川が創生川みたいに町を東西に区切っている。 金曜日の夜の汽車で3時間半。本を忘れた私は窓の外も真っ暗で何も見えないので寝る事にする。汽車に揺られて寝るのが好きだ。ティボは隣でクリスマスにプレゼントした仏訳版「ねじまき鳥クロニクル」を読んでいる。駅に着いたのは10時半。しかも外は雨だ。駅からホテルまでは1キロ弱なので歩く事にした。 都市の駅付近はたいがい治安の悪いところが多いが(特にマルセイユ)、ここはそんな感じもしない。あちこち歩き回ったけど「あ、やばいかな」と感じたエリアはなかった。ホテルは一人1泊50ユーロの面白みの無いビジネスホテルだ。時間が遅いので夕食を取り損ねないように荷物を置いてすぐ外へ出てレストランを探す。東ヨーロッパのなまりのあるフロントのお兄さんは向かいのピザ屋はまだ開いてると教えてくれたけど、ピザはちょっとなあ。同じブロックにちょいとスノッブな感じのレストランを見つけ、まだオーダーできるか聞いてみる。100%ゲイのウェイターはラストオーダーはもう終わったけど、中心街に行けば遅くまでやってる小さなレストランがいっぱいあると教えてくれた。中心街への近道も。ティボはいつでもゲイの男に非常にウケがいいのだ。10分歩いたらもう中心街。雨なのに結構人が出ている。レストランの並ぶ通りを回り、明らかにまだオーダーを受け付けているのはケバブ屋ぐらいだったので、適当に入って注文する。マルセイユもそうだけど、夜遅い時間も営業してるのはいつもアラブ人の店である。こういう時や、すべての店が閉まってしまう日曜日に買い物があるときは非常に助かる。ビールを二人で分けて飲み、野菜サラダとポテトフライをたっぷり添えたケバブを食べる。さすがにその夜はこれから夜遊びする元気もなく、ホテルに帰って寝た。 9時過ぎに起きると、あら晴れてるわ。天気予報では週末は雨といってたから嬉しい誤算だ。しかし風は冷たく寒い。近道して街に出て適当なカフェに入り、コーヒーを飲みつつ今日の作戦を立てる。ネットで調べてあった日本語書籍を扱う本屋さんに行き、その後は適当にぶらぶらする事にした。町並みは美しく、どの道にも両側に歩道があって歩きやすく、車の循環もスムーズでわかりやすく、あちこちにちょっと休める公園(プラスという)がある。クラクションや怒鳴り声も聞こえず、リラックスして散策を楽しめる。ただし犬のうんこを避けて歩くため足元にも注意しなきゃならないのはここも同じである。なぜかどの犬も下痢気味らしい。80%は糞とり紙でつかめないようなやつである。寒いからかもしれない。 カフェで教えてもらった通りに行くとすぐその本屋が見つかった。しかもバーゲンやってる。日本語の本なら何でもいいくらい活字に飢えていたので、「中上健二選集12」と「ゴリオ爺さん(上)」を各2ユーロで買った。親切な店員さんがわざわざ「ニュースダイジェスト」(在欧日本人向けのフリーペーパー)の最新号を持ってきてくれた。彼に限らず人々は親切で人なつこい。11時半になり「ねえ昼ごはん何食べる?」と話しながら歩いてると「JAPAYAKI」という焼き鳥専門日本料理店があった。ランチセットはご飯、サラダ、味噌汁、焼き鳥6本。じゅるじゅる~。フランスで日本食レストランに行ったのは最初の年に1度だけである。アントレに「寿司」、メインに「すき焼き」を食べたんだけど、おいおいこれが日本の味かあ?!とがっかりした。しかしそれもそのはずで、経営者も従業員もベトナム人か中国人で、ウェイトレスはなぜか韓国の民族衣装のチマチョゴリであった・・・。日本人の経営してるところもあるけど、すんげー高い!でもこの時はすごく焼き鳥が食べたくなって(値段も手ごろだし)中に入る。と、従業員が食事中で、20分後に出直してくる事にした。 大通りにある大きなバーでアペリティフを飲んで時間を潰す。ここで懐かしいリキュール、「ヴァイオレット」を置いてるので10年ぶりくらいに飲んだ。紫色の甘いお酒で、高校生くらいの頃ちょっと流行ったよね。ティボは初めて見たって。飲んでみると微妙に日本で飲んだのと違ってた。原料の花の産地がここなのか、見るだけで楽しいかわいいキャンディーショップに冷やかしで入ったときにこのヴァイオレットでできたキャンディー、ジャム、シロップなんかを売っていた。ケースがかわいいので小さいキャンディを2個買った。 焼き鳥の味はまあまあだった。キャベツの甘酢付けがついててね。流行っているらしく、12時半には7割近い席が埋まってた。ここに限らず「日本モノ」人気は根強いね。ホテルの近くに「YAKUZA Techniks 任侠技術」の看板のある目立つ店があり、のぞいてみるとパソコン関係の店だった。でもさあ、「ヤクザテクニック」なんて我々が見たら人殺しの養成所か刺青の店かなんかと思うわな。 午後3時を過ぎると、バーゲンシーズン中なこともあって、人ごみで混雑し始めた。ひと通り歩き回って地理感覚を慣らしてから一旦ホテルに帰り、一休み。 目をつけておいたレストランに電話で予約入れようとしたらすでに今夜は満席だって。ガーン。ネットで調べたり、現地のフリーペーパーで入手した情報を元に幾つか電話を入れてみる。今夜はいわば今回の旅行のメインで、我々のつもりでは、感じのいいレストランで食事をし、バンドの入ってるパブで飲んで、それからクラブに踊りに行こうという予定だった。特にティボは「音楽の都」であるからには掘り出し物のバンドに出合えるかも、と期待していたのだ。確かに今夜いろんな店でコンサートをやっている。しかし!よくよくアドレスを見てみるとその手の店はみんな郊外にある。最寄のバス亭から1キロとか・・・。ああ、車で来てればなあ!!雨が降るかもしれない凍りつくような夜にバス亭から地図を頼りに店を探し回る勇気は我々には無かった。それに他のオプションがある。フィリップ・トルシエ監督がマルセイユに来てから調子よく勝ち続け、面白くなってきたサッカーの試合、マルセイユVSトゥールーズが今夜ここで開催されるのである。その試合が見たければ、衛星放送のあるスポーツパブを探すしかない。もちろんその場合は我々はマルセイユ人であることを隠さねばならない。トゥールーズを応援してる振りをして、マルセイユ訛りを隠し、もしマルセイユが得点しても心の中でガッツポーズである。さもないと・・・(けっこうあるらしいが)ちょっと飲みすぎたサポーターと大喧嘩・大乱闘に発展してしまうかもしれない。 でもこの案も結局ボツになった。マルセイユなら3件に1件のパブは大きいスクリーンで必ず試合を流してるけど、ここはスポーツパブは少なく、しかもサッカーよりラグビー(トゥールーズは現在リーグ2位)が人気であるらしく、ようやく見つけた1軒の衛星放送のあるパブは競馬やLOTOのばくち関係を取り扱う薄汚れた店で、しかも客は全員男である。・・・いやいや、こんな所には入りたくないわ。 それで7時にまた街に出て、ドアの横にありだしてある各レストランのメニューを検分し、「木と木炭(Bois&Charbon)」という炭焼きレストランに直接入って8時の予約を取った。入った途端に薪のいい香りがし、店内は白い壁に木目の感じの良い暖かい感じのインテリアだ。そこを出て歩いて7分くらいのところにあるミュージックパブ「別世界(Autre Monde)」でアペリティフを取る。今夜どんなバンドが演奏するのかは知らないけど、ヴァージンメガストアのお姉さんとアフリカ楽器店のお兄さんがこのパブではよくバンドが入ってると教えてくれた。我々が入ったときにちょうどバンドが音あわせをしていた。あちゃー。音あわせだけでも大体のレベルはわかる。ヘタクソだなあ。黒い皮パンツをはいたベーシストを見て私は即座に「こりゃいかん。我々のタイプじゃないな」と直感した。隣の席の女の子がヴォーカルらしく、バーテンダーに「どんなジャンルの音楽なの?」と聞いたティボに、彼に代わって答える。「メロディアスな曲もあるし、激しいのもあるし、ロックね。今日が市内で始めてのライヴなの」食後にまた来るねーと言ってそこを出て、レストランへ。食事は文句無く美味しかった。アントレに私はクリスピーな薄い生地のポットに入ったヤギのとろけるようなチーズにサラダ。ティボはエスカルゴのエストラゴン風味。メインに私は鴨、ティボはブルーチーズソースのステーキ。盛り付けも添え物もヌーベルキュイジーヌ風で見た目も美しく凝っている。鴨は絶品だった。厨房からシェフがちらっと出てきたんだけど、背の高い黒人のお兄さんで、意外だった。満腹でいい気持ちで外に出る。遠回りして例のパブに行くのも面倒くさくなり、そのままホテルに戻る。テレビで試合の結果を見ると、マルセイユ3-1トゥールーズだった。わーい。よっぽどそのまま寝ちゃおうかとも思ったが、せっかくなのですぐ近くのクラブに行ってみる。12時過ぎだというのに客はまばらで音楽は80'sだ。(フランスでは80'sが大流行だ。悲しい事だ)内装は個性的で面白かったけど、これはハズレなので1杯飲んですぐ帰った。 翌日は日曜日で店は全て閉まり、町はがらんとしてる。駅に荷物を預け、ついでにハンバーガーの朝食を取り、町に戻ってウッディ・アレンの「メリンダ&メリンダ」を観た。暇つぶしとしての映画に彼の作品はうってつけだ。映画館を出て駅前のレストランで軽食を食べて汽車に乗った。着いたらマルセイユも同じくらい寒かった。
喫煙暦13年。間に何ヶ月かの「禁煙こころみ期間」があるといえ、私の肺は真っ黒に違いない。 私の周りの人間も知り合ってずっと煙草吸ってる人と、知り合ってずっと全く吸わない人(少数派)に分かれている。 つまり、禁煙に成功した人は誰もいない。妹二人も喫煙者。タチの悪いことに彼女は「うぎゃー煙草くさい!フクリュウエンって聞いた事ある?」とさんざん文句言ってたくせにいつのまにやら喫煙者。 最近のニュースで、シカゴにあるアメリカの会社が社員全員に「喫煙テスト」を受けるよう強請し、拒否した4人の社員をクビにしたという記事を読んだ。この会社では社内はもちろん禁煙、このテストはプライヴェートに煙草を吸ったか吸わないかをチェックする為のものだったらしい。いかにもアメリカ的なエクストリームな例である。 イギリスでも大手チェーンのパブが店内全面禁煙になったとか。 フランスではココまでは(ありがたいことに)まだ行ってないが、喫煙者への風当たりは厳しくなってきた。 2001年、私が入国した当時は1箱3ユーロ60セントであったが、現在は5ユーロ近く値段があがった。 そしてテレビではかなりシリアスでよくできた「ストップ・スモーキング」運動のCMが流れていた (最近はストップ・カナビスのCMが始まった)。 ちなみにフランスのテレビコマーシャルはセンスがよくて完成度の高いおもしろいものが多い。番組より良いくらいだ。 でも公共の場、パブやレストランではこれといった変化は見られない。ショッピングセンターの中にも灰皿が置いてある。 喫煙マナーも向上したようには見えない。みんな道路にぽい捨てだ。去年の夏に札幌に帰ったときに100円ショップで山ほど携帯灰皿を買ってきて皆に配ったら「これはいいアイデアだね!」と感心していた。ビーチやスキー場では使ってるだろうけど、普段から持ち歩いて使っているかどうかはアヤシイ。 さて、煙草の急激な値上がりによって、フランスの喫煙者は、 ① 高いけど仕方ない。いつも通り買う。 ② 高いから葉と紙を買って自分で巻く(この方が安上がり)。もしくはヤミ市で安い煙草を買う。 ③ 高すぎるし、良い機会だ。禁煙しよう! のどれかに選択を迫られた。 我々(私と相棒)は②の道をとり、せっせと巻くか、ヤミで安く買って吸い続けている。 3をとった人は数多いと思うが、これが実は一番高くつくことになるかも…。(もちろん、禁煙に成功した暁には金には変えられない健康を手に入れる事になるけれどね) 薬局に行くとずらりと並ぶ禁煙グッズの数々…ニコチンパッチ、漢方の禁煙のための薬、禁煙によるストレスやイライラを和らげる各種のタブレットやスプレイ。果ては「禁煙」を潜在意識に呼びかけるマジシャンまで存在するそーだ。 そういうものは本当に効果があるのでしょうか? お隣に住むティボの両親もタバコの値上がりをきっかけに禁煙を決意した人たちの一人。 高らかな禁煙宣言ののち、ニコチンパッチや高価な漢方の薬を買い込み、夫婦そろって頑張っている。 が、しかし… 「1本ちょうだい」「あれ、だって禁煙中でしょ?ダメダメ。パッチつけてんでしょ?」 べりべりとパッチをはがし、「1本だけだってば」 こんなんの繰り返しで、我々も呆れて今では「禁煙中でしょ?」とも聞かない。 ちなみに彼らは今も「一応禁煙中」であります。 我々も「できるなら」禁煙したいけど、お互いに「あんたがやめるなら私もやめる」と言い合っていて未だ事ならずです。 個人的には禁煙に道具を使うと帰って成功しないと思う。何の為に止めるのか、本当に必要があるのかを自分で納得できていれば、ガマンできるような…。 今のところ、どうしても禁煙しなければならない理由がないので吸ってます。ただ、マナーはきちんとしないとね。
私が今住んでいるのは、Les Cadeneaux(レ・カドゥヌー)という村です。 村と言うと人里はなれた寂しい…とイメージされるかもしれませんが、車で10分の所にこの辺り(エクスもマルセイユも含めてね)で唯一日曜日も営業している大きいショッピングエリアがあり、エクス(Aix-en-Provence)へは高速(無料)で15分、マルセイユへは普通の道で10分のなかなか便利な所にあります。 我々の家はカドゥヌーの外れにあって、自然がまだ残っていて静かです。ただ近くに採石場があって、岩を崩すためダイナマイトで「どかーん」とやるのが結構ここまで響きます。 寝ぼけてると(よく寝ぼけるんだけど)、「地震か!!」と飛び起きることも。(←日本人的リアクション) ここの石を採り尽した後は高速道路を建設するとかいう噂もあり、もしそうなったら騒音でうるさくなるかも知れません。まあそれは先の話で、今の所は良い環境です。 しかし。この「便利で静かな良い環境」も、「車があれば」の条件付きであります。車がなければどこにもいけません。最寄のバス停まで歩いて20分。しかもマルセイユの中心地までは乗り換えないと行けません。村のバーやタバコ屋、雑貨店まで歩くと30分はかかります。 このコミュニティーの中で私が関わるところと言えば… 郵便局(LaPost) 一番近いカドゥヌーにはないので、そのお隣のラ・ガボット(LaGavotte)か逆隣のペン・ミラボー(LesPennesMirabeau)に行きます。 ペン・ミラボーの方は局員の感じが悪く、手際も悪い。 ラガボットは愛想がよく仕事振りもてきぱきしてるがいつも混んでいる。しかもどうやら仕事のやり方も違うらしく、日本に小包を送った時に一方では箱に住所を直接書くよう言われ、もう一方では指定された用紙に記入するよう言われた。しかも料金も同じような重さの同じようなモノでもすごく違ったりする。フシギです。郵便局のサイトから料金表をプリントしてチェックしてるんだけど、ある時はそれに比べてすごく安かったりする。こういう場合は文句言わないけど… 薬局(Pharmacy) 頭痛・アレルギーもちなので、よくお世話になります。こちらでは薬局によって薬の値段がかなり違うようです。 地元カドゥヌーの薬局は比較的値段は高め。でも薬剤師さんたちがすごーく親切で感じがいいので満足してます。 メディア図書館(Mediateque) 隣のペン・ミラボーにある小さな図書・雑誌・CDの貸し出しをする施設です。無料で利用できます。 ここへは見つけてからよく行ってCDを借りています。なかなか悪くない品揃えで嬉しい! 車を停めて、テニスコートとスケボー台の脇を通り、立派なプラタナスの木がある広場(昔は共同洗濯場だったらしい)を抜けて階段を上がると入り口。 真冬でもTシャツ姿のスケボー少年と広場の脇でペタンクをするおじいちゃんのグループをよく見ます。 テニスコートの道路をはさんで向かい側は普段は広い駐車場だけど、時々フリーマーケットなどの催しをしています。 廃品処理場 すぐ近くにあって、大型ごみや建築資材を捨てるのに便利。地元じゃない人が利用するときは有料らしい。ティボは仕事柄助かってるみたい。時々この辺り一帯、生ごみのような、ちょっと違うようないような匂いがただよう事があるが、ここが発信源らしい。 ローカルペーパー「Pennois」で、「においウォッチャー」を募集していた。地元住民からのニオイに対する苦情が多いらしく、誰か鼻に自信のある人に何曜日の何時ごろに例のニオイがするか、実態調査してもらうためとか。 ライヴハウス(Jas’Rod) この新しくて立派な建物はすぐ近くにあります。時々良いアーティストのライヴをやっています。友達のドラマーのサルサバンドのライヴもここでやりました。各楽器教室もあるようです。普段はがらんとした広い駐車場に夕方ごろたくさん車が集まってれば、ちょっと寄って何のコンサートかきき、面白そうなら見ていきます。 ビデオレンタル屋 これがないとね。でも残念な事にペン・ミラボーにあるのは自動レンタル機のみです。24時間利用できるのは嬉しいけど。 やはしひとつひとつ手にとって背表紙の解説なんかを読みながら選ぶ方がいいなあ。 残念ながらタイトルの数はかなり少ない。ほぼヒット作しかなく、回転の悪いものはどんどん無くなります。 ああ、アキ・カウリスマキの作品が観たい! 今年は1歩つっこんで何かのサークルか同好会にでも参加してみようと思っています。
毎日夕方4時ごろ、ポチを連れて散歩をします。 (毎日…でもなくて時々サボって行かない事もあるけどさ) ポチは3/4ジャーマン・シェパード、1/4ハスキー(と買った時に聞いた。真偽のほどは不明)の3歳のオスです。 散歩といってもうちの隣の空き地に行ってちょっと遊んで帰ってくる程度。運動の為だけなら、庭がだだっ広いので勝手に自分で走り回ったり転げまわったりしてるからいいんだけど、やはりテリトリーの外に出て色んな匂いを嗅いだり他の犬に会ったりしたい…のではないかと思う。 しかし犬が走り回れるくらいの庭がある家では、散歩のために愛犬を毎日外に連れ出すという習慣がないみたいだ。隣のバセットハウンドのマディも、向かいの黒ラブのリコリス(良い名前!)も、逆隣の新顔、ビーグルのティミーも、飼主が散歩に連れ出すのを見た事がない。 私がポチとその空き地に行って、他の犬に会ったことも実は数えるくらいしかない。しかもその数少ない犬の全てがハンティング・ドッグであった。「猟犬」というと、無知な私はドーベルマン級のいかにも獰猛そうな大型犬を想像してたんだけど、大間違いで、実際はビーグルとか、それよりちょっと大きいぐらいの雑種が多いんですね。耳が垂れてて毛がふさふさしていて、動きが機敏で愛嬌のある犬が多い。彼らの仕事は匂いで獲物を探し出し、ハンター(つまり彼らのご主人)に場所を教え、彼らがうまく銃で撃てるように獲物を追いかけて誘導することだそう。だから別に熊やイノシシと戦うわけではないのだ。 猟解禁になると、週末は朝の7時頃からすぐ近くで聞こえる「パーン!、パーン!」銃の音で目が覚める。ここに引っ越してすぐのときは寝ぼけててマジで戦争が始ったかと思ったもんだ。撃たれて怪我をしたまま必死に飛んできて力尽きたらしい鳥の死骸を庭で見つけた事もある。いつもその時期になると「あ~早く終わればいいのに!」と思う。 普段は誰もいなくて平和な例の空き地も、狩猟の時期に散歩に行くときは気を使う。 目立つように赤い帽子をかぶり、口笛を吹くか歌をうたい、しかもカオは真剣そのもの、絶えずキョロキョロ辺りを伺いつつゆっくり歩く。ハタから見れば挙動不審の変質者のようだが、撃たれたくなければ用心するしかない。 そして時々全身迷彩服に身を固め、銃をかかえて犬を連れたハンターと出くわすのだ。 ギョッとしつつも『ボンジュール』と挨拶をかわし、お互いの犬に気をつけながらすれ違う。さっきも言ったようにハンティング・ドッグはおりこうでかわいいのが多いので、ついつい名前や歳を聞いたりする。相手がポチをほめたりすると、すーぐ「あらいい人ね」と思ってしまう。犬好きのサガである。 今はハンターはいないが、最近その空き地に珍しい先客がいる。キジ(Faisan)である。 最初に見たのは隣のおじいちゃん家の庭だった。ポチが吠えるので何事かと窓から見ると、薄茶色の大きな鳥。慌ててカメラを取りに行くけど間に合わず。 2,3日後に散歩に行った時、3メートルほど先の所からいきなりバサバサっと2羽の大きなキジが飛び立った。おお!その後ティボも家の庭を歩いているのを発見! 私「ホントにきれいな鳥だね。写真撮りたいなあ」 ティボ「ホントにうまい鳥なんだぞ。食べたいなあ」 今度キジを見かけても私一人の胸にしまっておこうっと。
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